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【ワンピース考察】最強の人間セラフィム!5年後に大戦争が起きる?イム様の最終兵器

海軍や世界政府に協力する人間兵器・パシフィスタ。パシフィスタはベガバンクが開発したもので、その最新兵器として「セラフィム」が登場しました。セラフィムはより人間兵器としての能力が高く、悪魔の実のコピーが出来るというメリットがあります。

今回は、セラフィムとはなにか、さらにセラフィムが登場したのは5年後の大戦争に向けた伏線なのではないかと考察していきます!




ベガバンクの開発した「セラフィム」とは

出典:尾田栄一郎、ONE PIECE、105巻、1059話、集英社

セラフィムとは、ベガバンクが作り出した人間兵器です。

上記の画像を見て、似ている人を見たことがあるはずです。左からミホーク、ハンコック、ジンベエの幼少期に似ていますよね。七武海のメンバーの血統因子を使って作ったため、非常に似ています。この他にも、ドフラミンゴ、モリア、クロコダイル、そしてくまにそっくりなセラフィムが多いです。

現在確認されているセラフィムの特徴

コードネーム 特徴
S-スネーク ボア・ハンコックをもとに作られたセラフィム
ハンコックと同じくメロメロの実の能力が使える
S-ホーク ジュラキュール・ミホークをもとに作られたセラフィム
ミホークの持つ黒刀「夜」に似た十字架のような剣を持ち、スパスパの実の能力を持つ。
※スパスパの実はミホークではなくダズ・ボーネスの持つ能力
S-ベア くまをもとに作られたセラフィム
くまと同じくニキュニキュの実の能力が使える
S-シャーク ジンベエをもとに作られたセラフィム
魚人空手を使えるほか、スイスイの実の能力を持つ。
※スイスイの実はジンベエではなくセニョール・ピンクの持つ能力
ドフラミンゴ型(名前不明) ドンキホーテ・ドフラミンゴをもとに作られたセラフィム
登場はしているものの戦闘シーンがないので詳細は不明
ゲッコー・モリア型(名前不明) ゲッコー・モリアをもとに作られたセラフィム
登場はしているものの戦闘シーンがないので詳細は不明
クロコダイル型(名前不明) サー・クロコダイルをもとに作られたセラフィム
登場はしているものの戦闘シーンがないので詳細は不明

セラフィムを単純に説明すると「クローン兵器」です。血統因子を手に入れていればその人物を作り出すことが出来る恐ろしい技術であるとわかります。ベガバンクが開発した最強の兵器といえます。

セラフィムの目的

セラフィムが作られたのは理由は「世界の統制のため」です。

大海賊時代、四皇など最強の海賊がいる中、海軍だけでは世界の統制は非常に難しい。海軍が対応しなければならないのは海賊だけでなく、ドラゴンたち革命軍や反乱軍は各国に存在するため、それらすべてに手を回して統制するのは難しい。

そこで用意されたのが「王下七武海」という制度。

七武海は世界政府が認めた7人の海賊で、人々が反乱を企てたり、暴れている海賊がいた場合は七武海が対応していました。知名度・強さを持っている人が加入を許され、その7人が政府に協力するという形を取ることで海賊にも反乱軍にも影響を与えることが出来るのです。

しかし、クロコダイルやドフラミンゴのように七武海の名前を持ちながら王国を乗っ取るようなことを考えている人が多く、犯罪行為も多いため七武海制度は撤廃されました。

七武海制度を撤廃すると犯罪行為は減りますが、他の海賊や反乱を抑えられない。

そこで利用しているのがセラフィムです。セラフィムは七武海の血統因子を利用しているため、七武海と同じ強さを持っています。そして政府の管理下にあるので反乱の心配もない「最強の兵器」なのです。

セラフィムの強さ①:ルナーリア族の能力

ワンピースの世界で絶滅したと言われている「ルナーリア族」は、褐色の肌・白い髪・黒い羽が特徴的です。セラフィムはルナーリア族の特徴を兼ね備えており、パンクハザードで耐久実験をさせられていたキングの血液が使われているそうです。

耐久実験をさせられるほど肉体的強度が強く、ルナーリア族の特徴も兼ね備えています。

ルナーリア族の特徴とは

  • 背中の炎が燃えている時は防御力が高まっている
  • 背中の炎が消えると防御が下がるがスピードが上がる

というもの。

肉体的な強度に加えてルナーリア族の特徴である防御力を合わせると、カイドウ並みのタフさを持つのではないかと考えています。

パシフィスタも相当強かったので、セラフィムはより強化され、四皇相手にも戦えるように作られた、文字通り「最強の人間」なのでしょう。

セラフィムの強さ②:悪魔の実の能力が使える

出典:尾田栄一郎、ONE PIECE、106巻、1075話、集英社

パシフィスタはボルサリーノのピカピカの実の能力を模倣したエネルギー波を打つことが出来ます。

セラフィムは超人系の悪魔の実の能力を使うことが出来るのが特徴!血統因子を手に入れてグリーンブラッドを作れば、それをもとに悪魔の実の能力を使うことが出来ます。

ミホークのセラフィムは、スパスパの実の能力を手に入れており、実際のミホークよりも厄介な敵になっています。

一方で、血統因子を利用していることから、悪魔の実の能力を手に入れたセラフィムもカナヅチになり、海では活動が困難になるという弱点も引き継いでいます。

セラフィムの強さ③:知性はあるが人格はわずか

セラフィムには知性があり、自分で状況を判断して戦闘することが可能。ハンコックに似ているセラフィムはメロメロの実の能力を効かせるために可愛らしく見せるシーンなどもあり、目的のために手段を考える能力は非常に長けている。

しかし、人格はほとんどなく、基本的には命令に従うことが前提になっています。

今まで七武海を利用しようとしても、七武海の人間の思惑や心までは動かせなかったのですが、セラフィムを利用することで、

  • かつての七武海と同等の力を持った戦闘兵器であること
  • 人格はわずかなので命令に背いたり、反逆の可能性は低い

というメリットがあるということです。

つまり、七武海を廃止してセラフィムを使うことで、世界政府は世界統制を取りやすいようにしているということです。

黒ひげ海賊団もセラフィムだけでかなり苦戦させられていたので、実力はかなり高いということがわかります。

セラフィムの強さ④まだ子どもである

セラフィムの恐ろしいところは、まだ子どもだということです。

ジェルマ66のクローン人間も20歳になるまでに5年かかると言われていたので、セラフィムが実力を発揮するのは5年後であるといえます。

戦闘というのは経験がものを言うので、これから多くの任務をこなし経験を積んだセラフィムは、肉体的ポテンシャルと悪魔の実の能力で本物よりも強くなる可能性があるため、今後の展開に大きな影響を耐えるでしょう。

 



【考察】セラフィムが大戦争を起こす?

出典:尾田栄一郎、ONE PIECE、106巻、1075話、集英社

セラフィムの力は非常に高く、まとまって戦えば四皇とも渡り合えるのではないかと考えています。しかも、現段階は子ども。もし大人になったセラフィムを見ることが出来れば、かなりの脅威になることは間違いありません。

セラフィムを中心とした大戦争を考えているのではないかというのが、考察です。

そう考えるのは「威権システム」のこと。これはセラフィムが誰の命令を聞くかというのを命令できる順番があるというものです。

順位は以下の通りです。(上に行くほど順位が高い)

  • 五老星
  • ベガバンク(ステラ、サテライト)
  • 戦桃丸
  • 威権チップ保有者

命令が出来るのは上記4人で、遠隔操作は出来ない。近くで命令を下す際には上から順に命令が上書きされていくシステムです。

例えばベガバンクが命令しても、近くに五老星がいた場合はベガバンクの命令はかき消され、五老星の命令が優先されてしまうというもの。

つまり、セラフィムは海軍のサポート用の兵器というよりも、イム様が使おうとしている兵器と呼ぶ方が近いということです。

【考察】イム様が兵器を集める理由

出典:尾田栄一郎、ONE PIECE、1086話、集英社

現在エッグヘッドは海軍が取り囲んでおり、ベガバンクの殺害を目論んでいます。

マザーフレイムを作ることが出来るヨークだけは生かして、それ以外は殺害しようというものです。その理由がベガバンクが空白の100年のことを研究していたからです。

イム様にとって空白の100年について知られることは禁忌となっているのですが、そのうえでヨークだけは生かしておくという選択をしたことが気になっています。ヨークは「ベガバンクが空白の100年を調べていることを密告した」「自分もマザーフレイムを作れる」「天竜人にしてくれ」という理由で保護を要求していました。そして五老星はそれを承諾。

つまり、ベガバンクを殺すという決断は「マザーフレイムを作れるヨークがいるから」と考えられますね。

イム様はルルシア王国を破壊し、海面が1m上がった世界的な災害に目をくれず今後もマザーフレイムを使おうと考えていること。そしてさらにセラフィムという最大の兵器を持っているということは、近々大戦争をするつもりなのではないかと予想できます。

それがルフィたちがラフテルに到着したときなのか、空白の100年が明らかになる時なのかは不明ですが、イム様は来る大戦争に備えていると考えるのが自然でしょう。

【考察】次なるセラフィム「エース」のクローンも製造可能?

今回、七武海のセラフィムが登場しましたが、血統因子というものがあればセラフィムを製造することは可能ということです。

七武海は世界政府との関りがあったことから血統因子を手に入れることが簡単だった。さらに囚人であれば血統因子を手に入れることは容易であることから、一時期インペルダウンにいたエースの血統因子を手に入れていれば、セラフィムエースを作ることも可能ということ。

すでに七武海が作られていることがあり、ジンベエの反応を見ると本人も知らぬ間に作られていたのですでに登場しているキャラクターであれば製造できてしまうのが怖いですよね。

四皇レベル(カイドウ・ビックマム)や大将レベル(赤犬・黄ザルなど)のセラフィムが作られたら、流石に麦わらの一味も苦戦する可能性があるので、今のパワーバランスが乱れる可能性があります。

 



【考察】セラフィムが自我を持つ可能性はあるのか?

現在セラフィムはベガバンクが所有しています。しかし、エッグヘッドの近くにサターン聖が来ていることもわかっているので、同じ場所で対面したらセラフィムの威権はサターン聖に移ってしまいます。

しかし、s-スネークがルフィに恋をしているようなシーンがあることから、血統因子がセラフィムの人格や行動に影響を与える可能性があります。

また、自我を失ったはずのくまも、慌ててエッグヘッドへ向かっているシーンがあったことから、もしかしたら威権に反して行動する可能性があります。つまり、イム様が武器だと思っていたセラフィムが、ルフィたちやベガバンクに加担する可能性があるということです。

強すぎる武器で世界を牛耳ることが出来るのか。それとも強すぎる武器で身を滅ぼすのか。

今後もセラフィムの動きには注目したいですね。

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