1097話ではくまとジニーがソルベ王国で暮らしている様子が描かれていました。ソルベ王国が天竜人の手によって王様が変わり、奴隷制度を開始することで捕まってしまったくまとジニーを救ったのは、革命軍のドラゴンとイワンコフ達でした。それを機に革命軍に入ったくまとジニーでしたが、1097話の最後にジニーが誘拐されてしまったのです!
1098話では、ジニーが誘拐されてからのことを描かれていました。
くまは無事にジニーを救い出すことが出来るのか、気になるところですね!こちらの記事では、1098話のネタバレ記事を中心に紹介します。
ワンピース1098話あらすじ|ネタバレ有
さっそく、1098話の内容を紹介します!
ジニーを誘拐したのは天竜人!
1098話は革命軍の活躍からスタート。革命軍の総本部であるバルティゴに「応援要請!!南の海トゥミの反乱が劣勢!!」と連絡が入ります。
その時に海に出ていたのはイワンコフでしたが「ムリ!!ヴァターシ達ゴア王国でケガ人いっぱい乗せちまっチャブル!!!」と援軍には迎えないと返答していました。それに対しくまが「イワちゃん おれがいくよ」と立ち上がります。
くまのニキュニキュの実を使えば援軍として相当な戦力になる事は確実でしたが、イワンコフはそれを止めます。
「よしな!!くま ヴァナータ無茶しすぎなのよ!! アレ以来!!」
くまはジニーが攫われたことを悔いており、顔つきもかなり厳しいものになっていました。
ジニーを攫ったのは世界政府で、ジニーは元々天竜人に目を着けられていたそう。その理由は「天竜人の妻にするため」であったのです。
くまはその事実を受け止めきれずに自分を痛めつけるような生活を繰り返しているのでした。
2年後、ジニーから連絡が入る
ジニーが攫われてから2年。突然ジニーからくまに連絡が入ります。
「おーーーい くまちー!!帰ってきたよ!!下界へ!!」
「病気になっちゃってさ…もういらないって捨てられた」
「ラッキー♡」
といつもの明るい調子で連絡をするジニー。それに対しくまは真っ青な顔をして「病気…」とジニーの実を案じます。
「みんなにまた会いたかったけど…これはお別れの通信なんだ」
と伝えるジニーに、イワンコフもくまも食って掛かります。
「何言ってんだジニー!!もう二度と会えないと思ってた!!そこどこだ!?すぐに行く!!」とつたえるくま。
それに対しジニーは、最後の言葉を振り絞ります。
「ごめんくまちー ウチ………もう死ぬんだ ハア…ハア…」
「気持ちは嬉しいけど…絶対会いに来ないで」
「……ドラゴン!!……アニキ…!! 優しすぎるくまちーをよろしくね…」
「ーそしてくまちー……!! ずっと……!! ずっと大好き」
そんな言葉を残して通信は切れてしまいました。
最後までくまのことを心配している優しいジニーに、そしてその通信を聞いているくまの表情に胸が打たれました。
ジニーはソルベ王国に戻っていたようで、かつて住んでいたソルベ王国の南部にいたようです。くまもそこに向かうと、かつての老人たちが迎えてくれました。
ジニーの抱えていた病気は青玉鱗(セイギョクリン)という難病
ジニーはいるんだろ!?というくまに、老人たちは「いるけど……」と言葉を濁します。
そこには変わり果てた姿のジニーがいたからです。太陽光を浴びると身体に青い鱗のようなものがでてしまい、身体が石化してしまう病気。
ジニーは下界へと戻された後、太陽光を浴びてしまうことをいとわずにボニーをなんとかソルベ王国に連れて帰ろうと、自分の身を呈して島にやってきたのです。その反動で、ジニーは命を落とすことになってしまいました。
亡骸を抱きしめながらボニーの親になる決意をするくま
ボニーの父親はくまだといわれていましたが、実は血のつながりはなかったのです。
時系列的にジニーと天竜人との子どもということがわかります。ボニーが生まれたものの、ジニーが病気になってしまったために親子ともども追い出されてしまったのでしょう。チャルロスなどの名前にならなかったことだけが救いかもしれません。
くまはジニーの亡骸を抱きしめながら「ジニー安心してくれ…この子は俺が育てる」と決意を胸にしたのでした。
子育てをするくま……そして病気になるボニー
老人たちに助けられながら、赤ん坊にミルクをあげたりしながらくまはボニーの育児を行います。
ミルクをたくさん飲むボニーをみて「ジニーみたいな大食いになるぞ!!」と言われ、涙を流しながら笑顔を浮かべるくま。
革命軍として戦いながら、ボニーの子育てをしているくま。1コマにサボを鍛えているシーンもありました。
ある日くまは教会の窓という窓を塞ぎました。扉をしめることも指示しました。
じつはボニーも同じように顔に青い石が出てきてしまったのです。ジニーが死んだ原因となった難病がボニーにも襲い掛かります。
くまは革命軍をやめる決意をします。ボニーも同じ病気になってしまって「どうしていいかわからないが…そばにいたい」というのがくまの決意でした。
ドラゴンもそれを止めることなく、「おれ達も世界中の医者に当たってみる」と協力する姿勢を見せてくれました。
ボニーと暮らすくま
ボニーも会話ができるほど大きくなっていますが、太陽の光を浴びられないことから村の子どもたちに「吸血鬼」とからかわれていました。しかし、それを撃退できる強い子でもありました。
「外は勘弁してくれ……!!」「玄関先もひやひやするよ」と心配性なくま。ビビリだなーといいながらも、明るくくまを心配するところはジニーの面影がありました。
顔の石のことを「その宝石が?」「綺麗だから羨ましんだな!!」と正直に伝えるくまに満更でもなさそうなボニーの姿も。
難病によって寿命が10歳と言われる…
ボニーを育てているくまに、とある医師が病名を教えてくれます。
「娘さんの症状…!! 青玉鱗という難病です……」
「日光・月光すべての自然の光であの石は広がります」
「ーしかしそれを完璧にふさいでも”時間”による進行は止められない…!!」
「はっきり言いますが娘さんの命は…持ってあと”5年”…!!10歳の誕生日を迎えることは出来ないでしょう」
という悲しい現実を伝えられます。治療法もないこの難病によってボニーの命が短いことを悟ると、動揺してしまうくま。
それに対しボニーは「10歳って聞こえた!」と無邪気に笑います。
くまは涙を浮かべながら「お前の病気だが ボニー…!! あの医者め10歳になるまでは治らないっていうんだ!!」とごかまします。ボニーはそのことを信じて、10歳になったら治る!と目を輝かせます。
動き出す天竜人……ベコリ王復活
ボニー中心の生活をしていたくまだったが、かつてソルベ王国を北部と南部に分け、南部の人間を奴隷にするという政策を始めたベコリ王が、再度王様になったことを告げる村人が。またあの悲劇の再来だ!助けてくれと言われ、ボニーだけでなくソルベ王国の問題までもがくまに襲い掛かります。
かつてはくまは反乱を起こしましたがそのまま捕まってしまっていました。ひとりでは出来ることも限られてくるでしょう。
また、くまが戦いに出たときに誰がボニーを守るのかと考えると、くまもかつてと同じように気軽に戦闘に参加できない状態でもあります。
今後どうなるのか気になるところですね。
くまはどんな気持ちでシャボンディ諸島にいたのか
今回、くまの愛する人であるジニーが天竜人に攫われ、そのまま妻にさせられ、病気になったら子どもごと捨てられるという非人道的なことが行われていました。くまはもともと奴隷ですし、天竜人から逃げて幸せに暮らしていたところを、天竜人から奴隷制度を強いられ、そこから革命軍に入りまた天竜人にジニーを攫われ……こんなに人生に天竜人が関わってくる人も珍しいですね。
シャボンディ諸島でくまは麦わらの一味を逃がすような行動をしていました。
シャボンディ諸島は天竜人がはびこる場所ですし、魚人や人魚への迫害もすごいばしょです。くまにとっては気分のいいところではないでしょう。どんな気持ちでシャボンディ諸島にいたのか、ルフィたちを逃がしたのかと考えると胸が痛いですね。
来週は休載のようなので、また1099話が公開されましたらあらすじを公開します!