アラバスタ編で船を降りた仲間・ビビの現在がどうなっているのかをご紹介します!最新話ではワポルと行動していたり、イム様に狙われるなどかなり波乱万丈な生活を送っているようでした。
ビビは時折登場しており、現在の様子を伝えていました。今回は、ビビの現在とイム様に狙われる理由を考察していきます!
ビビの現在①|世界会議に参加
ワンピースが最終章に突入し、世界会議が行われることに。天竜人や空白の100年という、ワンピース界にあった大きな謎にメスを入れる展開に、多くの読者を喜ばせていました。
世界会議にはもちろんアラバスタ王国のコブラ王、そしてビビも王女として参加することに。いくら世界会議だからといって、アラバスタ王国の政治を担うであろう人物がほとんど聖地マリージョアに向かっているのを見ると、王国によって相当重要な会議であることがわかります。
コブラ王は病気になっており、車いすの生活になっていました。それを補佐するように動くビビ。
そんな中、多くの読者を驚かせたのが1054話でのビビ失踪事件です。
ビビの現在②|失踪している
コブラ王が殺害されたという事件も驚きですが、それと同時に起きたのがビビ失踪事件。そしてコブラ王を殺したのはサボだという大きな報道をルフィたちが見ることになります。ルフィは「サボはそんなことしねえ!」と否定していますが、その報道に一味は半信半疑。
かつての仲間であるビビの身を心配するのでした。
世界会議という大きな動きの中で、1国の王が殺され、その王女が失踪したとなると事件性は高い。他の国でも話題になるでしょうし、大きな反乱を呼ぶことでしょう。
【最新話】ビビの現在③|ワポルと逃げていた!?
コブラ王の死の真実
世界会議で起きた事件の裏側が、サボがドラゴンに詳細を話すという形で明らかになりました。
真相は以下のようです。
- 世界会議の様子を探ろうと、変装して潜入していたサボ
- そこでイム様が虚の王座に座っていて、世界を牛耳っていたことを知る
- コブラ王がイム様に呼ばれ、アラバスタ王国のかつての女王である「ネフェルタリ・D・リリィ」について問いただす
- 手紙の内容をコブラが話すと、コブラは殺されそうになる
- サボがそれを救出しようとしたが、力及ばず一人で逃げることに
ルフィのいうとおり、サボはコブラ王を殺していなかったというのが真実のようでした。むしろ助けようとしたのに、サボがコブラ王を殺したと報道したのは反乱軍へ人々が不満を持つように仕向けたからではないかと考えています。
イム様がルルシア王国を破壊した際に、五老星が「ルルシア王国は反乱の目が多い」という後付けの理由を述べていましたが、少なくもイム様や五老星からすると反乱軍はあまりいい存在ではないということ。サボを利用して反乱軍の評価を下げることが出来れば、世界政府が管理しやすくなるのでしょう。
ビビはCP0につかまっていた!?
ビビはCP0のカリファとジャブラに捕まっていました。「誰の命令!?」と聞いても答えてくれませんでしたが、
- 助けを呼んでも助からない状況である
- 失踪扱いで誰かに飼われる
と説明されています。
CP0を動かせる人物と言えば、世界政府ですが…黒幕であるイム様ならCP0を容易に動かすことは可能でしょう。
気になるのがこの「飼われる」という表現。もし、ビビの命が目的だったら、カリファやジャブラにすでに殺されていますよね。生け捕りにするということを指定されているということは、命が目的ではなくビビの存在自体が目的なのでしょう。
そして、つかまっているこの部屋に、コブラの死の真実をすべて見ていたワポルが入り込んできて、ビビがワポルに捕まって現在は密輸船で他の国に向かって進んでいるというのが、最新のビビの現状です。
かつて戦ったワポルも、1国の王として世界会議に参加していること、そしてビビを救ってふたりで逃げているという事実がとても面白い展開だと感じました。
黒幕・イム様がビビを欲しがる理由
最新話でイム様は五老星に「ビビが欲しい」と指示を出します。それに対して「御意」と答えた五老星、今後はビビとワポルのことを五老星じきじきに追いかけてくるということでしょうから、非常に危険な状況でしょう。
イム様は前にもビビに興味を持っていた!?
イム様が「しらほし、黒ひげ、ルフィ」の写真にナイフを刺していて、1枚手に取ったビビの写真をじっと見ているシーンがありました。イム様はもともとビビに興味があったということがわかりますよね。
そしてナイフを刺されているしらほし・黒ひげ・ルフィの3人に関係するのは、Dの一族と古代兵器。
しらほしは「古代兵器ポセイドン」であることが明らかになっています。この古代兵器のことは歴史の本文(ポーネグリフ)にしか記載されておらず、その歴史の本文(ポーネグリフ)が世界にばらまかれてしまったため、世界中の人がうわさするものになってしまった。
イム様は、その事実を非常に嫌っており、歴史の本文(ポーネグリフ)が世界中にばらまかれたのは、ネフェルタリ・リリィ王女のミスであったと認識しているようです。
ここまでの話をまとめると
- イム様はDの一族を良く思っていない
- 古代兵器ポセイドンであるしらほしのこともよく思っていない
- ネフェルタリ・リリィ王女の子孫であるビビに興味がある
ということになります。
イム様は世界を現在の状態にする際に、Dの一族(と、ジョイボーイ)と戦って、勝利した。しかし、仲間であったはずのネフェルタリ・リリィのミスによって、歴史の本文(ポーネグリフ)が世界中に広まってしまった。そのことを良く思っていない。
そして、リリィ王女が残した手紙の最後には、「ネフェルタリ・D・リリィ」と記されている。
このDというものは、血族で継承するものではなく、意志で継承するもの。もともとはネフェルタリ・リリィだったが、Dの一族と戦って、ジョイボーイと出会って、自分もDの意志を継ぎたいと思って、リリィは「ネフェルタリ・D・リリィ」と名乗ったのではないでしょうか。
イム様はリリィのミスで起きたことだと思っていたが、実際は意図的にやったことであると、その名前から察したのでしょう。
しかし、なぜビビが必要なのか。なぜビビを欲しがるのか。
それは「ビビがリリィに似ているから」に他ならないと思います。写真を見てかつてのリリィを思い出していたのではないでしょうか。
イム様女性説というのもあるようですが、リリィのことを愛していたからミスを許したと考えると少し切ないですね。
まとめ
今回の記事に書かれていることを、以下にまとめました。
- ビビは現在、世界会議に参加していたがコブラ王の死と同時に失踪している
- 失踪にCP0が関わっていて、誰かに飼われるために攫っていた
- そこにワポルが来て二人で逃げている、それが失踪の真実
- イム様はネフェルタリ・リリィ王女に似ているビビが欲しい
今後物語にどのように関わってくるのか、ルフィたちとの再会はあるのか、気になるところですね!