ワンピースの映画に登場するウタは、映画から登場したキャラクターです。
「ウタって敵なのか?強さはどのくらいなのか?」と気になっている人も多いはず。今回は、ウタの強さについて考察していきたいと思います!
また、「シャンクスの娘は後付けすぎる」「ウタは頭おかしいキャラ」という意見にもついてもネットの意見と解説をしていきます。
ウタは敵なの?
ワンピースに詳しくないという人でも、Adoさんの「新時代」は聴いたことがあると思います。ニュースやテレビでも大きく取り上げられ、有線放送でも常に上位ランクインしているので、お店でも流れていることが多かったですね。
しかも、ウタはシャンクスの娘で、ルフィの幼馴染であるという設定が、ワンピースファンをも興奮させましたね。
FilM REDの敵はウタ
ワンピースの映画はバトルシーンが多い作品です。その中で「敵」がいるのは当然です。
FILM REDの敵はウタです。ワンピースの映画はメインキャラクターが敵として立ちはだかることが多いので、最初はルフィたちと友好的でもだんだんと考え方の違いで戦わなければいけなくなることが多いです。
ウタも同じで、幼馴染のルフィとの再会、魅力的なライブパフォーマンスで観客を虜にした後に、ルフィたちと戦うことになります。
実際はウタと戦った後に、ウタが呼び出したトットムジカと戦うのがラストバトルではありますが、ウタはルフィたちの敵ではあります。
ウタとルフィの新時代
ウタウタの実の能力で、ウタの歌を聴いた人がウタワールドという精神世界に連れていかれます。その間、身体は眠ったままなのですが、ウタワールドでは食事も飲み物も好きなものが手に入り、欲しかったものも手に入ります。そして病気の痛みや家族を失った悲しみからは解放された幸せな世界。ウタはそこでみんなとずっと一緒に暮らそうと考えます。
それに対し、ルフィは「そんなの新時代じゃねえ!」「そんなのお前が一番わかってるだろ!」と対立するのです。
ルフィが求める自由は、ウタの世界にはないということです。
二人はそのまま戦う運命になります。
ウタの強さは?|七武海レベルなのでは
ウタの強さは、正直映画キャラの中では相当強いと思います。
歌を聴いた人をウタワールドに招くだけでなく、ウタワールドに招いた人の「本体を操ることが出来る」というのが強さのひとつ。
映画作中でも、ウタを止めようとしたイヤホンをした海軍を、民間人を使ってイヤホンを外しどんどんウタワールドに招き、結局藤虎や黄ザル以外はほとんどウタワールドに連れていかれていました。
また、歌を聞かせられればコビーやルフィといった強キャラを自在に操れるので、相当強すぎると思います。
強さは七武海レベル?トットムジカは古代兵器レベル
ウタの強さ的には、七武海と同じくらいなのではないかと考えています。ウタ自身の戦闘力は低いので、その点が不安ではありますが、奇襲型として使うならすぐに一晩で町や国を支配することは容易でしょう。
さらに、トットムジカによってエレジア王国を滅ぼしたことを考えると、古代兵器や最新話でイム様が使ったマザーフレイムと同じくらいの攻撃力があると考えられます。
ウタは後付けキャラ?後付けすぎる?
ウタの存在は映画で後付けされたものではあるので、それについて後付けだと考えている人も多かったはずです。
ネットの意見を集めてみました。
24: 名無しのあにまんch 2022/12/28(水) 17:47:18
結果的にウケたからいいけど正直ギャンブルだよなって。
あにまんch https://animanch.com/archives/20832799.html
28: 名無しのあにまんch 2022/12/28(水) 17:50:31
>>24
ここでも不安視する声かなりあったしなあにまんch https://animanch.com/archives/20832799.html
42: 名無しのあにまんch 2022/12/28(水) 18:18:27
>>24
確か脚本家のインタビュー記事でも「ウタというキャラに賭けてみた」って書いてあったし実際ギャンブルだったんだとは思う
・ウタをメインにしたい(歌姫)
・シャンクスを映画に出したい(シャンクスの娘)
・ルフィの内面を補強したい(ルフィの幼馴染)
・色んな意味でこの大海賊時代のクソっぷりを再確認させた存在
明らかに1人の映画キャラに盛っていいレベルを超えてたからなぁ
結果的にウケたから良かったけどスベったら下手したら黒歴史待ったなしだっただろうしあにまんch https://animanch.com/archives/20832799.html
確かにこうやって見てみると、ウタに込められた設定はかなり盛り込みすぎていたため、ネットでも不安視する声はありました。
「シャンクスの娘・ルフィの幼馴染」という二つの設定でも相当な後付けではありますし、実はフーシャ村にもいたんだよというのもなかなかリスキーなことだったのかもしれません。
後付け設定すぎると感じる人がいても仕方がないかもしれませんね。
ウタというキャラクターはワンピースにつなげる
これはFILM REDをみた個人的な感想なのですが、ウタの存在がワンピースの株をかなり上げたと思っています。
正直ワンピースは連載も長いですし、かつてワンピースを読んでいた・見ていた友人たちも「アラバスタ編で終わっている」「空島までしか見ていない」と言っているひとも少なくありませんでした。
しかしどうでしょう。Adoさんの楽曲から、今更だけどワンピースを見に行くことにした、今更ワンピース全部読むことにしたという人はTwitterなどで見かけました。こういう意味で、ウタはもう一度ワンピースに人を戻す役割があった。
だから、「シャンクス」「ルフィ」という初期からいるキャラクターの設定を崩さずに、ウタを追加した。原作ファンは五老星や藤虎、サカズキ、などの他のキャラクターを知っているからこそ楽しめる部分が多い。
今離れていたファンをもう一度ワンピースにつなげることが目的だったのかと考えています。
当時原作は最終章に入ったばかりでしたから、ここから物語が大きく揺れ動く中で、もう一度ワンピースに触れたいと思っている人がいたのなら、ウタの追加はファンとして気になりませんね。むしろ大成功してよかったなと感じています。
ウタは頭おかしいキャラ?
ウタは頭おかしいキャラだと言われているのを知っているでしょうか。
その理由は、ウタが行おうとしていたNEW GENESIS計画によるものです。NEW GENESISとはどういうものなのか説明する前に、まずはウタウタの実の能力についてまとめました。
▼ウタウタの実の能力
- ウタウタの実の能力で、人々の精神を幸せなウタワールドに連れていける(本体は眠っている)
- ウタウタの実の能力は、ウタが眠ってしまうと解放される
- 逆にウタワールドに人がいる状態で、ウタが死ぬとそこに永久に閉じ込められてしまう
- ウタウタの実の能力者がトットムジカを歌うと、ウタの魔王を呼び出せる
- トットムジカはエレジア王国を一晩で破壊したくらいの強さ
かなり能力は高いと考えられますね。
この能力を使ったウタがやろうとしたNEW GENESIS計画というのは、以下の通りです。
- ウタが巨大ライブNEW GENESISを開催する
- 多くのファンをライブに招待する。来られない人のために電電虫を使った同時ライブ配信を行う
- ウタは「眠らなくなる代わりに毒で死ぬ:ネズキノコ」を食べて、人々を長時間閉じ込める
- そのままネズキノコの毒でウタが死ねば、世界中の人たちを連れて幸せなウタワールドで暮らすことが出来る
ウタはロビンに「今世界で一番愛されている人」と呼ばれるほど、民衆からの人気が高い。もしこのNEW GENESIS計画が成功していたら、世界は滅びていた可能性があるほど、多くの人がウタの歌を聞いていたのです。
「死ぬって何?」
「大切なのは体より心じゃないの?」
「新時代は、みんな一緒に心で生き続けるものなんだよ」
というのがウタの主張であり、これが頭おかしいと言われる所以ですね。
幸せな夢の世界で生き続けること、つらくても自分で道を切り開いて新時代を作ること。どちらが正しいかは、ウタ自身もわかっていたのかもしれません。
まとめ
こちらの記事で紹介したことは、以下の通りです。
- FILMREDの敵はウタ
- ウタの強さは七武海、トットムジカは古代兵器レベル
- ウタは後付けキャラであり、かなり挑戦的なキャラクターである
- ウタは少し変わった考え方をするので頭がおかしいキャラと言われることもある
ウタがなぜ心を優先したのか、それは映画を見ればわかってくると思います!