世界政府のトップであるイム様の正体について考察したいと思います。
イム様は、黒いローブに身を包み全身がほとんど見えない状態なので男性なのか女性なのかもわからないのが現状。そんな中、ワンピース1113話で「いつか世界が海に沈む」という情報がベガパンクから発信されました。
世界が海に沈む、ローブに包まれたイム様、800年生き続けるイム様、この辺りから「イム様は太陽を浴びられないのでは」と考えられるのです。
その理由について詳しく紹介していきます。
本記事は、最新話1114話までの情報を含みますので、ネタバレを回避したい人は気を付けてください。
世界が海に沈む

イム様がルルシア王国を滅ぼしたことで、世界の海面は1m上昇しました。世界が沈むだけなら、海面が5mも上がれば沈むとドフラミンゴが発言しています。
そして「高い場所へ」とあえて強調しています。
そもそもマリージョアは高い位置にありますし、マリージョアのパンゲア城も高い場所にあります。つまり、イム様たちはすでに世界が沈むことは知っていて、そのうえでマリージョアに移り住んでいたことがわかります。
インペルダウンが海の底にあることを考えると、元々インペルダウンは地上にあったが長い年月を経て沈んでしまったと考えるのが自然。
やはり、世界は海に沈むことが確定しているのでしょう。

そういえば、以前コブラ王とイム様が会話をしているときに、800年前に生きていたネフェルタリ・D・リリィからの手紙で
「”歴史の本文”を」
「守りなさい」
「 ゆく世界に夜明けの旗を掲げ」
という一文がありました。
これも今考えると「海に沈む行く世界に夜明けの旗を掲げ」なのでしょうね。
夜明けの旗=太陽神ニカ

海に沈みゆく世界に対し、「夜明けの旗」を掲げるといっていることから、ニカの能力が今沈もうとしている世界を救う唯一の方法なのだと予測できます。
夜明けといえば、太陽が上がってい来ること。
つまり、太陽神ニカにつながるわけです。
イム様が800年生きている理由

イム様は800年前から生きている存在であることはすでに明らかになっていますが、そもそもなぜ「空白の100年」は900年前と800年前の間なのでしょうか?
もっとわかりやすく言えば、500年前からの空白の100年ではダメだったのか?ということです。
そこに着目すると、実はこの800年に意味があるのではないかと予想できます。
皆さんは、「八百比丘尼(やおびくに)」というお話を知っているでしょうか?
人魚を食べて800年間生き続けてしまった女性の話です。以下、概略を掲載します。
ある男が、見知らぬ男などに誘われて家に招待され供応を受ける。その日は庚申講などの講の夜が多く、場所は竜宮や島などの異界であることが多い。そこで男は偶然、人魚の肉が料理されているのを見てしまう。その後、ご馳走として人魚の肉が出されるが、男は気味悪がって食べず、土産として持ち帰るなどする。その人魚の肉を、娘または妻が知らずに食べてしまう。それ以来その女は不老長寿を得る。その後娘は村で暮らすが、夫に何度も死に別れたり、知り合いもみな死んでしまったので、出家して比丘尼となって村を出て全国をめぐり、各地に木(杉・椿・松など)を植えたりする。やがて最後は若狭にたどり着き、入定する。その場所は小浜の空印寺と伝えることが多く、齢は八百歳であったといわれる。
— 八百比丘尼伝承の死生観『人文研究』第155号
Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/八百比丘尼
人魚の肉を出されて食べてしまった娘が、不老長寿となり800年生き続けてしまった。そしてその後、出家して尼になったということです。
尼=仏教=イム様につながるわけです!
イム様のモチーフはこの八百比丘尼である可能性が濃厚だと考えています。
天竜人は人魚を欲しがっている

天竜人が初登場したシャボンディ諸島で、天竜人は人魚を欲しがっていましたよね。さらに、しらほしを欲しがるチャルロス聖を追加で描くなど、
天竜人は人魚を欲しがるシーンが執拗に描かれています。
これは、イム様が人魚を食べて不老長寿になったことが影響しており、天竜人の間では人魚を食べれば不老長寿になれると情報が行き渡っているからではないかと考えています。
エッグヘッド編で登場した「青玉鱗(セイギョクリン)」

エッグヘッド編で突然登場した難病・青玉鱗(セイギョクリン)は、あまり見られない病気であることから治療法すら見つけられませんでした。そのため、くまはベガパンクを頼らなければ完治させることはできなかったのです。
この病気こそ、人魚を食べたことで起きる病気なのではないかと考えています。
その理由は2つで、ひとつはイム様が真っ黒なローブに身を包んでいること。
イム様は自然光を浴びられない身体になっている可能性が高く、不老長寿になる代わりに太陽を浴びられなくなってしまう。太陽を浴びれば死んでしまうというリスクのあるものなのです。
そのため、天竜人は不老長寿に興味があるものの、積極的に人魚を食べることはしない。天竜人の嫁として攫われたジニーは毒見役として食べさせられ、青玉鱗を発症してしまったのではないでしょうか。
ふたつめの理由は、青玉鱗になると「身体が青く石みたいに固まる」という描写。青い鱗を持つ生き物と言えば、カイドウがそれに当てはまります。カイドウは青玉鱗ではなく悪魔の実によって身に着けた力なので自由自在に生きていますが、青い鱗があって死ぬことが出来ないという設定でした。
あと、カイドウが暮らしているところは薄暗いところが多かったのも気になります。
まとめ:イム様は人魚を食べた青玉鱗感染者

青玉鱗に感染すると長生き出来ないということもありますが、もしかしたら空白の100年を過ごして人魚を食べて青玉鱗にならなかったのがイム様という可能性もあります。
ただ、800年生きている尼がモチーフになっている可能性は高いのではないかと考えています。
他にも考察を定期的に更新していますので、ぜひチェックしてみてください!