ワンピース1099話では、ソルベ王国を守るために犯罪者となったくまが革命軍のドラゴンと会い、Dr.ベガパンクを紹介されました。くまがベガパンクにボニーを治せると断言され喜んでいる中、くまを素体とした改造人間(サイボーグ)を作りたいベガパンクは、それを交換条件に高額なボニーの治療費を無料にすることにしました。
「平和主義者(パシフィスタ)」というくまの人間性を表す名前を付けられることになったのですが、1100話では雲行きが怪しくなっていきます。
こちらの記事では、1100話の内容を詳しく紹介します!
【ネタバレ】ワンピース1100話「ありがとうボニー」のあらすじ
母親のジニーと同じ病気にかかり、10歳まで持たないと言われてしまったボニーですが、ベガパンクの科学の力を借りることで治療することが出来るようです!しかし、そんなくまとベガパンクの会話を聞いていた世界政府がエッグヘッドにやってきました。
ベガパンクとくまのやりとりを聞いた世界政府が来る!
「ー今日は仕事で来た………こかァ寒いね パンクハザードとはだいぶ違う…!!」とエッグヘッドにやってきたのは海軍大将黄猿ことボルサリーノ。研究所には監視カメラのような電電虫が取りつけられており、ベガパンクとくまのやりとりがバレてしまったようです。
「こっそり海賊との交渉はマズイ」というボルサリーノに対し、
ベガパンクは「だまれ そういうとこじゃぞボルサリーノ」「お前のそういう所が嫌いじゃ!!」と文句を言います。
「勘弁してよ…これが本職なんだ…」と言葉を逃がすボルサリーノ。
このシーンだけでベガパンクとボルサリーノの関係がわかりますね!あくまで海軍として命令を聞くボルサリーノですが、ベガパンクとは仕事以上の関係であることがわかりますね。今日は仕事で来たという言葉から、仕事ではなく遊びに来ることがあるということでしょう。
戦桃丸とも仲がいいようですし、オジキと呼んでいることも考えると、ベガパンクとボルサリーノはかなり仲がいいのだろうと予想できます。
くまの「クローン兵」はサターン聖が難色を示す
「懸賞金2億9千600万の名の知れた海賊…!!」「そんな男のクローン兵を保有することは海軍として面目が立たん!!」というのがサターン聖の言い分です。パシフィスタは海軍で利用するとしても、そのもとになるのが海賊となると海賊の強さを認めていることになります。
大海賊時代にそんなことを許してしまったら、海賊が勢いづいてしまいますよね。
サターン聖からの3つの条件
サターン聖はそのうえで、くまに3つの条件を提示しました。
- 一つ目:バーソロミュー・くま自身が王下七武海に加盟すること
- 二つ目:くま自身が海軍の「人間兵器」になること
- 三つ目:最終的に一切の「思考」と「自我」を捨てること
くま自身が人間兵器になって七武海になることで海賊たちの恐怖になるとのこと。「海軍としてもそりゃ助かるねェ」とボルサリーノも好感触でした。
そしてサターン聖は「くまには革命軍という前科もある……!!その力を世界政府に向けられては困る訳だ」ということで、思考や自我を奪うことを約束させるのでした。
反発するベガパンク
「待てそれは死ねっちゅー事じゃ サターン聖!!!」
「他の七武海が意のままに動かんからか!!?」
「改造人間から人の意思を取ればただのロボットじゃろう!!! 私に人を殺せというのか!!?」
とベガパンクは激しく反発しました。
しかし、サターン聖は「この3つが犯罪者の娘の命を救う条件だ」「これが約束できなければ巨大な手術費をかけて どこぞの小娘一人助ける義理はない!!」と厳しく言い捨てました。
「ベガパンク そうしてくれないか」
殺人になるからと反発するベガパンクでしたが、くまは「ベガパンク そうしてくれないか」と受け入れるようなことを言います。
「おれは…てっきり…無理難題でボニーの命を 救えなくなるんじゃないかと気が気じゃなかった…!!」
くまにとっては自分の命を捨てることは無理難題とは思わなかったようです。どれだけくまがボニーを大切に思っているかが伝わってきますね。そんなくまの発言にベガパンクも流石に驚いています。
「ボニーの病気が治るなら おれはどんな運命でも受け入れる……!!!」
くまは泣きながら笑顔で「ありがとう ボニーの病気が治るなら おれはどんな運命でも受け入れる……!!!」と答えました。
それに涙を浮かべるベガパンクと、ボルサリーノはバツが悪そうな顔をしていますね。
そんな三人をよそに、サターン聖ははくまの改造とボニーの完治にかかるまでの期間を確認します。
ボニーの青玉鱗の手術は半年、その後一年もすれば外に出られるとのこと。足して一年半。くまの改造には最低2年とのことでした。
それを聞いてくまは「よかった…ボニーは10歳の誕生日までに元気に…!!」と喜んでいました。
ボニーを人質にするサターン聖
ボニーのほうが治療が早いので、ボニーが完治してしまったらくまは逃げ出すかもしれない。それを恐れたサターン聖は、ボニーを人質にすることに決めました。
「念のために手術後の娘の身柄は世界政府で預かる」
「お前が自我を失った時に本当の自由を与えよう」
と、サターン聖はかなりひどいことを言いますね。くまが完全に自我を失った時に自由にされても、ふたりが一緒に冒険に出ることはないのです。ベガパンクは「それでは元気なボニーとくまは会えんじゃないか!!」と言いますが、サターン聖は条件を変えることはしないようでした。
さらに、
「くまはこの先改造手術を受けながら 七武海の海賊として海に君臨してもらうが」
「術後より…娘との接触・逃走を禁ずる」
「もしこれを破ったら娘は奴隷に落とすぞ!!」
とくまを脅しました。元々奴隷だったくまとジニーが過ごしてきた日々を思い出し、そして天竜人の嫁として連れ去られたジニーの事もあり、くまは絶対に会わないと決断しました。
それでもくまはサターン聖にお願いをします。
「ボニーには本人の病気のことも…人質である事も何も知られたくない!! ーーだから」
「ボニーの術後は武骨な政府の施設ではなく 彼女が育ったソルベ王国の教会で養生させてほしい!!」
「そうしてくれたらおれは絶対に娘にい会いに行かないし あんた達の言いなりに動く…!!!」
ボニーはまだ10歳にもなっていませんから、複雑なことは伝えたくないのでしょう。また、くまが自我を失ったのは自分のせいだと思い込む可能性がありますよね。そういったことを避けることにしたようです。
それに関してはサターン聖も許可をしました。
エッグヘッドでの生活が始まる
交渉が成立したので、ボニーの元に戻るくま。ボニーは戦桃丸と遊んでいたようです。
「ここに半年ほど泊るぞボニー!!」と伝えるくま。自分も病気が見つかって検査するんだと伝えて、二人のエッグヘッドでの生活が始まります。
それからはダイジェストで生活が描かれていました。
- くまの人造人間化の手術が進む
- 手術を受けるボニー
- 戦桃丸の上に乗って遊ぶボニー
- くまの似顔絵を描くボニー
- 「UMIT CARGO SHIP」という船が資材を運んでくる
- ボニー、ボルサリーノ、くま、戦桃丸、ベガパンクでチーズたっぷりのピザを食べる
- ニカのダンスをする5人
- 完治したボニー
幸せそうなキャラクターたちが描かれていました。
ソルベ王国に戻るボニー
ソルベ王国にボニーを置いていくくま。ソルベ王国のコニー皇太后や教会の近くに住む老人たちは快く受け入れてくれました。
「私はもう海賊だからこの国に迷惑がかかる おそらく一年以上は帰れないと思う…」とくまだけはそこを去ろうとします。
サターン聖の命令でやってきたCP-8のアルファ。
看護師に扮していますが、「完治まで不審人物を近づけられませんので皆さん身分証を持ってください」と宣言。そしてくまに「子供の首なんて…造作もないからね…」と圧力をかけました。
ボニーが人質としてここに閉じ込められることになった結果です。
ありがとうボニー
笑顔でボニーと別れたくまは、そのまま七武海になったことが世界中に知らされていました。
他の七武海たちの反応や、エースの反応、そしてくまの七武海加入のニュースに驚くサボも描かれていました。海賊として海を渡っているくまは、サターン聖からの指示の連絡を受けるのでした。
ボルサリーノが裏切る伏線か!?
今回ボルサリーノがくまたちと密接な関係を築いていたことが描かれていたので、今後裏切るのではないかと考えてしまいますね。
今までボルサリーノの私生活などが描かれておらず、従順な海軍として活動していたので、このように人間臭いところを描かれるのは初めてです。また、大きいピザを食べていた時に、♪ドンッドットットッ ♪ドンッドットットッというニカがやってくるときのダンスを踊っていますよね。
これは黄猿がニカのように解放してくれるのかもしれません。
現在エッグヘッドでボニーがサターン聖に命を狙われており、ボニーがまだ12歳であることからベガパンクも戦桃丸もボニー優先に動いています。だからこそボルサリーノもボニーを守るように動く可能性が高いですね。
気になるのは「UMIT CARGO SHIP」
ウミットとは、ホールケーキアイランドで登場したキャラクターです。「海運王“深層海流”ウミット」と呼ばれており、物流を支配している人間です。ウミットは政府関係施設にも物を運んでいると思うと相当な大物ですね。
今後も闇の世界の人が世界政府と関わっていることがわかるかもしれません。
来週くまは自我を失うのか?
来週とうとうくまが自我を失うのかもしれませんね。
シャボンディ諸島でルフィを逃がした時のくまは自我がまだあったように思うので、その後に完全に自我を失ったのかもしれません。
来週も楽しみですね!