正体不明のイム様は、800年間生き続けている人間であることがわかっています。世界政府より上の天竜人、その頂点に立つ人物であり、物語に大きく関係してくるでしょう。
しかし、イム様は見た目が真っ黒で、ローブをかぶっているので女性なのか男性なのかもわかりません。そんなイム様の唯一の情報が「目」です。目だけははっきりと描かれており、その目がとあるキャラクターと一致しているのです!血縁者、関係者の可能性が高いキャラクターについて考察していきます。
また、1060話で国を一つ吹き飛ばしていますが、それはウラヌスなのか?イム様の後ろには誰かいるのかについても考察していきます。
ぜひ最後まで目を通してみてください!
イム様の初登場回(漫画・アニメ)
イム様の初登場回は、以下の通りです。
- 漫画:90巻906話「聖地マリージョア」
- アニメ:885話「聖地の闇 巨大な麦わら帽子」
漫画は90巻906話聖地マリージョアが初登場回となっています。アニメも同様に、マリージョアで世界会議が行われる際に、イム様が映し出されました。アニメでもイム様は黒(または紺色)で表現されており、その姿の全貌が明らかになることはありませんでした。
漫画で見ていた時に「この麦わら帽子は巨大なのか、それともイム様が小さいのか」という疑問がありましたが、アニメ885話のタイトルが「聖地の闇 巨大な麦わら帽子」だったので、巨大な麦わら帽子であることが確定しました。
麦わら帽子と言えばルフィ、シャンクスが浮かびます。かつてこの巨大な麦わら帽子をかぶっていたのは誰なのか。現在はジョイボーイがかぶっていたものではないかという説が濃厚です。
イム様の後ろに誰かいるのか?
イム様の後ろには、イム様を操っている人物がいるのではないかと話題になっていましたが、イム様自身が800年間生き続けている人間であることが確定したことで、後ろには誰もいないということがわかります。
この世界を創造した20人の子孫が天竜人で、イム様はその中で一人生き続けているため天竜人よりも地位があるのでしょう。また、世界政府を取りまとめている五老星が膝をつき、頭を下げている人物もイム様だけなので、イム様がトップであることがうかがえます。
また、サボが「虚の王座に座っていたのは…!」と発言しており、現在のワンピース世界は王国がいくつもあって、それぞれ収めている。だからそのトップである虚の王座には誰も座っていないはず。そこに座っているのがイム様と考えると、やはりイム様はトップなのでしょう。
そして虚の王座があるということは、ワンピース世界は800年前に世界は王座に座っている人物に支配されていた。それを創造した20人の人物たちが打倒し、新たに王国を作った…とも考えらえますね。
空白の100年で何があったのかが未だに明かされていないので、想像になりますが
- イム様たちがトップを倒して世界を自由にした
- イム様たちが世界を分けて統治しやすくした
と考えることも可能です。
1060話でイム様は古代兵器ウラヌスを使った?
ワンピース1060話で、ルルシア王国が消滅しました。「元々…ないではないか…」という言葉が非常に残酷に聞こえるワンシーンですね。
この一撃で吹き飛ぶのは古代兵器としか考えられないため、イム様はウラヌスを使ったのではないか?と考えられていました。また、古代兵器ウラヌスが国を一撃で破壊できてしまう能力を持っているとなると、イム様たちと戦うのは非常に大変なことになります。
最新話1086話でマザーフレイムと発覚
1086話では、聖地マリージョアで何があったかを詳しく語られており、そこでイム様が「ベガパンクが作ったマザーフレイムを使いたい」と発言しています。つまり、古代兵器ウラヌスではなく、ベガパンクが作ったマザーフレイムという装置であることがわかります。
マザーフレイムは天災のようにも見え、兵器のようにも見える恐ろしい兵器です。またイム様や五老星からすると簡単に使えてしまう兵器であることも、イム様の力を証明することになります。
ちなみに、ルルシア王国を破壊した理由は「近い」からです。イム様のその発言に「見せしめにもなる」「反乱が多い地域だから」と五老星が理由を付け加えていましたが、結局は近いから。つまり、人々の命のことや生活の事などはあまり考えられていないということです。
イム様の左目がミホークと一致
イム様は、なぜか右目だけが描かれており、左目が良く見えていない状態です。オッドアイの可能性もあるのではないかと考えております。ただ、ワンピースキャラクターでオッドアイというのも珍しいので、角度的に右目だけが描きやすいだけかもしれません。
イム様の見た目は真っ黒なので、情報が目しかありません。
ずいぶん特徴的な目をしていると思いませんか?瞳孔が開いていて、そしてどこかで見たことがあるような瞳をしている。
ミホークと瞳が似ている!?
イム様の目を見たときに気になったのがミホークです。鷹の目ミホークと呼ばれている彼は、非常に特徴的な瞳をしています。イム様の目と見比べてもよく似ていると思います。
ミホーク自体も出生は不明なので、もしかしたらイム様と関係があるかもしれません。その場合、ミホークも天竜人の可能性が出てくるのですが、可能性は低そうです。
イム様と関係があるズシーニャ
ズシーニャとは、モコモ王国を背中に乗せた像です。ズシーニャは「かつて大罪を犯したため、歩くことしか許されていない」と、海の上を歩いています。そして、ワノ国編では、ズシーニャがジョイボーイの仲間だったということも明らかになったため、イム様との関係を大きく裏付けるようになりました。
ズシーニャは古代兵器ウラヌス?
ズシーニャの大罪は、ジョイボーイと共にイム様たちに逆らったことでしょう。
大罪を犯したため、イム様から歩くことしか許されていない。ズシーニャは1000年以上生きているとも言われており、800年生きていたイム様と関係は深そうです。大罪を犯しても殺されずに生かされているということは、利用価値がある、もしくはズシーニャ自体を殺すことが難しいのではないでしょうか。
そこから考えられるのがズシーニャが古代兵器ウラヌス説。
古代兵器はウラヌス・ポセイドン・プルトンの3つ。そのうちの2つは明らかになっています。ポセイドンはしらほし姫、プルトンは世界最悪の戦艦。未だにウラヌスについては不明です。しらほし姫がポセイドンであったことから、生き物が古代兵器という考え方も出来るようになりました。
ズシーニャは「ナイタミエ・ノリダ象」という種類だと83巻で明かされました。実際には存在しない種類の像なのですが、逆から読むと「ダリノエミタイナ=ダリの絵みたいな」と読むことが出来ます。画家のダリが宇宙像を描いていたことを考えると、ズシーニャは宇宙から来た像であると考えることも出来るのです!
五老星が惑星の名前がモチーフになっていたり、ウラヌス・ポセイドン・プルトンも惑星名がモチーフであることを考えると、ズシーニャが宇宙像の可能性は十分に考えられます。
イム様自身も宇宙から来た存在であると考えると、ズシーニャ=ウラヌス説はかなり有効な考察なのではないでしょうか!
ズシーニャはイム様を裏切った?
ズシーニャは大罪を犯しているということから、イム様を裏切ったと考えるのが自然です。
ズシーニャが古代兵器ウラヌスだとすると、元々はイム様の持ち物(仲間)だったと考えるのが自然で、何かあってジョイボーイ側についてしまった。結局ジョイボーイたちが負けて、ズシーニャはイム様に歩くことだけを許されて今は海を歩いているだけの像である。
目が同じなのも、元々は関係がある存在だと考えれば違和感はないでしょう。
まとめ
今回の考察のまとめは、以下の通りです。
- イム様の初登場は90巻906話「聖地マリージョア」、アニメ885話「聖地の闇 巨大な麦わら帽子」
- イム様の後ろには誰もいない、イム様がトップ
- 1060話でルルシア王国を破壊したのはウラヌスではなくマザーフレイム
- ミホークと血縁関係がある可能性がある。ミホークの天竜人説
- ズシーニャとも目が同じ。ズシーニャは古代兵器ウラヌスで、かつて仲間だった可能性がある
イム様の謎はまだまだ分からないことばかりです。ぜひ、初登場から見直して考察してみてください。